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はじめまして
2019/10/30
はじめまして
税理士法人エスペランサ東三河オフィスの後藤です。
はじめての投稿ですから、少し自己紹介をさせていただきます。
エスペランサは、岡崎、名古屋中村そして東三河(豊川)に拠点を構えますが、私にとっては、いずれもなじみの深いところです。住まいは、額田郡孝田町で、JR東海三ヶ根駅の近くです。岡崎は、言わば地元と言えます。
いわゆる国税OB税理士で、国税局、税務署で40年あまり勤務していました。
1976年(昭和51年)、東京・税務大学校での研修の後、名古屋中村税務署に赴任しました。名古屋中村が振り出しの税務署ということになります。
ソロバンはダメ、簿記の「ボ」の字も知らない私が、国税職員や税理士になるとはミステリーです。
幸いにも、よき先輩、よき上司に恵まれ、「人との接し方」から「帳簿の見方」、更には「銀行調査」などの高度な調査手法の伝授を受け、育てられました。私にとって名古屋中村は、「原点」の税務署であるとも言えます。
そして、1960年(昭和50年)、初回異動で、豊橋税務署に転勤になり、農業所得の仕事に携わりました。都会の税務署から田舎の税務署へ。しかも、考えてもみなかった農業所得担当ということで、相当のカルチャーショックを受けました。
当時の農業所得は、「クロヨン」と言われたように何かと問題がありました。その当時は、相次ぐ台風、秋雨前線の影響で、キャベツや白菜などは大不作、価格は異常なまでに高騰し、「キャベツ御殿」という言葉が出たほど、かなりの農家が儲かりました。その反面、不作で収益が上がらなかった農家もおり、農家間の所得格差が大きな問題となった時代でした。
当然のことながら、農家の所得調査も行いました。これを契機に、国税局に異動となり、農業所得の適正化に取り組み、「標準」による所得計算から「収支計算」への移行を図り、最終的には、「農業所得標準」は廃止され、現在に至っています。
その頃、生まれた子供たちは、既に結婚し、四人の孫たちがいます。なんだか隔世の感がします。
国税の職場では、その他にもいろんな仕事に携わりました。国税の職場で約40年、私の「原点」とも言える名古屋中村税務署で署長として、最後を迎えることができたことは感慨深いものがあります。
現在、東三河オフィスで勤務していますが、これまでの経験、最近の税務事例、研修内容や地域の話題などの情報を発信できれば考えています。よろしくお願いします。